災害事例

荷152 起因物:不整地運搬車
事故の型:墜落・転落

どんな危険が潜んでいるのでしょうか…(この状況で予知される災害は)

 道路改良工事において、作業者が不整地運搬車(最大積載量1 t 以上)に土砂を載せ、傾斜角度約30度の仮設道路を下ろうとしています。

 

どうすれば防げるでしょうか…(こんな災害が発生しました)

 下り始めたところ、不整地運搬車が横転し、作業者が同車とともに仮設道路の路肩から転落しました。

 

災害発生防止のポイント。

● あらかじめ、運転走路の地形、地盤の状態や不整地運搬車の能力等に適応するような計画を立て、作業者に周知すること。また立案した計画にもとづき、安全確認をしながら傾斜地を走行する。
● 傾斜地での走行は危険が伴うので、取扱説明書に記載されている注意事項(低速での走行実施、横及び斜め走行禁止等々)を遵守する。とくに走行できる傾斜角度には十分注意のこと。
● 仮設道路の路肩の状況を点検するとともに、必要な場合は走行範囲をロープ等で明示する(路肩付近を走行させない)。
● 最大積載量1 t 以上の不整地運搬車の運転作業には、必ず運転技能講習を修了したものを就かせること。また運転者はシートベルトを確実に使用すること。

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