災害事例

建0149 起因物:掘削用機械
事故の型:墜落・転落

どんな危険が潜んでいるのでしょうか…(この状況で予知される災害は)

 土石流災害の復旧及び捜索活動において、作業箇所付近にあった穴を塞ごうと、80×60×10cmのコンクリート床板(重量120kg)を、0.022m3ドラグショベルのバケットにワイヤーでくくりつけ、移動するため旋回しようとしています。

 

どうすれば防げるでしょうか…(こんな災害が発生しました)

 旋回したところ、機体がバランスを崩し2 m下の川に転落、運転席から放り出された運転者の上にドラグショベルが落下しました。

 

災害発生防止のポイント。

● クレーン機能付きドラグショベルやレッカー等を使用することが原則だが、災害の復旧及び捜索活動等で、作業の性質上等やむを得ず用途外使用をする場合でも、安全を確保して実施すること(設置地盤の強度・状態、旋回方向・旋回速度やアームの起伏動作等の事前確認、打合せ)。

● 作業中運転者は、保護帽(ヘルメット)を着用する。

イラスト災害事例の絞り込み