災害事例

荷0136 起因物:不整地運搬車
事故の型:墜落・転落

どんな危険が潜んでいるのでしょうか…(この状況で予知される災害は)

 スキー場の片付け作業で、不整地運搬車の荷台に作業者2 名を乗せて、残雪のある坂道を登ろうとしていました。

 

どうすれば防げるでしょうか…(こんな災害が発生しました)

 坂道を登り切れずに滑り落ち、路肩へ横転した際作業者1 名が投げ出されました。

 

災害発生防止のポイント。

● あらかじめ、運転走路の地形、地盤の状態や不整地運搬車の能力等に適応するような計画を立て、作業者に周知すること。

● 残雪のある坂道等を走行する場合は、スリップしやすいため作業者を荷台に乗せず、また運転者が路肩を確認できるようにポールやカラーコーンの設置といった転落防止措置を行うこと。

● 運転者はシートベルトを確実に使用すること。

 

参考:不整地運搬車の荷台への作業者の乗車について

• 「荷台にあおりのある」不整地運搬車を走行させる場合、あおりを確実に閉じ、また作業者と荷物が一緒に乗る場合は、荷物を固定する等の処置をした場合に限り、作業者の乗車が可能です。(労働安全衛生規則第15151

• 「荷台にあおりのない」不整地運搬車は、作業者を乗車させての走行はできません。(労働安全衛生規則第15150

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