災害事例

荷0105 起因物:車両系荷役運搬機械 > フォークリフト(カウンター式)
事故の型:激突され

どんな危険が潜んでいるのでしょうか…(この状況で予知される災害は)

 製材工場において、点検員がフォークリフトのマスト下部付近の点検を行っていました。
 この状況からどんな危険が予知されるでしょうか?

 

どうすれば防げるでしょうか…(こんな災害が発生しました)

 製品(木杭)を積込に来た2tトラックの運転者が、トラックに製品を積み込もうとして点検中のフォークリフトのエンジンを掛け前進させたため、点検員が右前輪に轢かれました。

 

災害発生防止のポイント。

  1. 運転席から離れるときは、必ず始動スイッチのキーを抜き、点検員が所持すること。
  2. 点検・整備する場合は「点検整備中 運転禁止」の表示プレートをヘッドガード若しくは操作レバーの見やすい位置に掛けること。
  3. フォークを上げた状態で点検する場合は、必ず落下防止措置を講ずること。
    (本事例の直接の再発防止対策ではないが、措置を講ずることは必須であり、作業中であることがわかり、災害発生防止にも繋がる。)

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