荷0013
起因物:車両系荷役運搬機械 > フォークリフト(カウンター式)
事故の型:転倒
どんな危険が潜んでいるのでしょうか…(この状況で予知される災害は)
地盤に凹凸のある敷地内で、3段に積み重ねられた袋詰(フレキシブルコンテナ)耐火材をトラックに積み込むために、フォークリフトで横持ち作業を行っています。
オペレータは最上段の袋の吊り手に片側のフォークを差し込み、リフトしたまま後退しようとしています。さて、この状況からどんな危険が予知されるでしょうか?
どうすれば防げるでしょうか…(こんな災害が発生しました)
後退しはじめたとき、地盤の凹凸でフォークリフトが傾き、吊り荷も揺れてそのまま横転しました。オペレータは危険を感じて運転席から飛び下りましたが、逃げ切れず、ヘッドガードの下敷きになりました。
災害発生防止のポイント。
- フレキシブルコンテナ(袋物)による作業は、できるだけパレット上に荷をおいて荷役作業を実施する。
- 吊り荷を極力下ろした状態で走行する。
- やむを得ず吊りロープ、吊りベルトをフォークに掛けて作業するときは、クレーン、フォークフック等の専用アタッチメントを使用する。
- 作業場所の地形等を事前に確認し、走行経路の凹凸をなくす、スピードを落とす、旋回を慎重に行う等、吊り荷が揺れないような処置をとる。