荷0006
起因物:車両系荷役運搬機械 > フォークリフト(カウンター式)
事故の型:はさまれ、巻き込まれ
どんな危険が潜んでいるのでしょうか…(この状況で予知される災害は)
工場内で、フォークリフトのパレットを足場にして、1人で天井の蛍光灯を交換し、降りようとしています。さて、この状況からどんな危険が予知されるでしょうか?
どうすれば防げるでしょうか…(こんな災害が発生しました)
マストを伝わって降りる際、足がリフトレバーに触れたためフォークが下がり、アウターマストとインナーマストとの間にはさまれて死亡しました。
災害発生防止のポイント。
- 基本的な安全教育で、「フォークリフトは、運転席以外には乗ってはならない。」ことを徹底する。
*決して、手・足・身体をマストの中に入れないこと。可動部分にはさまれ、人身事故の危険がある。
*マストを梯子の代わりにしないこと。マストから足を滑らせ、転落する危険がある。 - 運転席を離れる場合は、安全衛生規則第151条の11を遵守する。
*フォーク、ショベル等の荷役装置を最低降下位置に置く。
*原動機を止め、かつ、停止の状態を保持するためのブレーキを確実にかける等、車両系荷役運搬機械等の逸走を防止する措置を講じる。 - 高所作業をするときは、高所作業用フォークリフト(オーダーピッキングトラック)、高所作業車等を使用する。