災害事例

建0098 起因物:車両系建設機械 > 解体用機械
事故の型:転倒

どんな危険が潜んでいるのでしょうか…(この状況で予知される災害は)

 農道整備工事において、切土部の小段(高さ2m・幅員4m)の上に駐機していたブレーカが、測量作業に支障を来すと判断した運転者は、下段に移動させるため、当該ブレーカーにて小段の法面をハツっていました。
 この状況からどんな危険が予知されるでしょうか?

 

どうすれば防げるでしょうか…(こんな災害が発生しました)

 ブレーカが後退している途中で、機体の後方からバランスを崩して、法面を横転しながら転落しました。この時、運転者は運転席の扉を開いたまま運転していたため、運転席から放り出され、地面とキャビンとの間に挟まれました。

 

災害発生防止のポイント。

  1. 当日の作業相互間(施行班と測量班)の連絡・調整を確実に実施する。
  2. 運転席の扉を閉めて運転すること。やむを得ず扉を開ける場合は必要最小限とし、いずれもシートベルトは確実に着用する。
  3. 誘導員を配置する。

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