災害事例

建0156 起因物:掘削用機械
事故の型:転倒

どんな危険が潜んでいるのでしょうか…(この状況で予知される災害は)

 工事現場において、クレーン機能付ドラグ・ショベル(クレーンモード不使用)で荷を吊り上げ、移動させるため走行・旋回しようとしています。

 

どうすれば防げるでしょうか…(こんな災害が発生しました)

 走行・旋回したところ、ドラグ・ショベルが転倒。その際運転者が運転席から投げ出され、ドラグ・ショベルのヘッドガードと地面との間に腹部をはさまれました。

 

災害発生防止のポイント。

● クレーン機能付ドラグ・ショベルでは、クレーン作業時は必ずクレーン用安全装置等を有効(クレーンモードON)にし、作業開始前点検時に作動確認を行う。
● クレーン機能付ドラグ・ショベルであっても、荷を吊っての走行作業(吊り荷走行)は原則禁止です。荷や移動距離に見合った適正な能力を有するクレーン機能付ドラグ・ショベルや移動式クレーンを使用すること。
● 機械は水平堅土上に設置する。また荷を必要以上の高さに上げず、機体を揺らさないよう低速で旋回、ブーム起伏操作を行う。
●運転者はシートベルトを確実に使用すること。

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