建0139
起因物:解体用機械
事故の型:墜落・転落
どんな危険が潜んでいるのでしょうか…(この状況で予知される災害は)
商業ビル解体工事にて、エレベーター塔屋2 階の解体作業中、コンクリート支柱をピット内に落とすため、支柱下部を斫り、鉄筋を溶断しながら向かい側に設置した車両系建設機械で支柱上部をワイヤーロープで吊っていました。
どうすれば防げるでしょうか…(こんな災害が発生しました)
切断されたコンクリート支柱がピット内に倒れたたはずみで、車両系建設機械がピット内に引っ張られました。それに伴い、運転者がピット内に投げ出されて、墜落しました。
災害発生防止のポイント。
● 車両系建設機械で支柱を吊り下げない(用途外使用禁止)。適切な機械等で作業を行うこと。
● 運転者はシートベルトを使用する。
(参考)
路肩、傾斜地等であってブーム及びアームの長さの合計が12m以上である解体用機械の転倒又は転落により労働者に危険が生ずるおそれのある場所においては、原則この解体用機械を用いて作業を行ってはいけません。(安衛則171条の4 )