災害事例

建0003 起因物:車両系建設機械 > 整地・運搬・積込み機械
事故の型:はさまれ、巻き込まれ

どんな危険が潜んでいるのでしょうか…(この状況で予知される災害は)

 ブルドーザーのバッテリーが上がったので充電するため、油圧ショベルのバッテリーとブースターケーブルでつなぎました。ブルドーザーの上の作業者はエンジンをかけようとしています。
 さて、この状況からどんな危険が予知されるでしょうか?

 

どうすれば防げるでしょうか…(こんな災害が発生しました)

 作業者がブルドーザーのエンジン・キーをまわしたところ、ギヤが「後進」に入っており、逸走防止の走行ブレーキのロックもかけてなかったためブルドーザーが急に後進し、オペレータがはさまれて死亡しました。

 

災害発生防止のポイント。

  1. ブルドーザーの運転者が運転位置から離れる時は、走行ブレーキをかけるなどの逸走防止の措置を講ずる。
  2. ブルドーザーのエンジンを始動させる際は、当該車両が不意に動きだすことがないよう措置する。
  3. 車両系建設機械に接触することにより労働者に危険が生じるおそれのある箇所に労働者を立ち入らせない。
  4. 車両系建設機械のバッテリーは通常使用している途中で、いわゆる「あがる」ような状態の場合、新品に交換する。

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